伊香具神社

滋賀県長浜市木之本町大音(旧伊香郡木之本町大音)は伊香具神社。
国道8号「大音」交差点の北西。
延喜式神名帳近江国伊香郡の伊香具神社に比定される。
読み「いかご」。名神大社。旧県社。
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祭神 伊香津臣命。
創建は不詳だが白鳳10年(670年)以前という。
伊香津臣命は天児屋命の七代目の子孫とされる。
貞観元年(859年)従四位下の神階、
貞観8年(866年)従四位上の神階の記述がある。
寛平7年(895年)菅原道真が法華経を奉納したという。
近世は「大音大明神」と称されていた。
建武3年(1336年)足利尊氏より朱印ニ百石を賜った。
元亀の頃(1570年~1573年)信長に依って社領を没収された。
天正11年(1583年)の賤ヶ岳の合戦に依り社殿を焼失、
慶長13年(1608年)社殿を復興した。
境内社に奥之宮社、三之宮神社(祭神 臣知人命)、
白山神社、意太神社、招魂社がある。
明治8年郷社指定。明治32年県社指定。
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当社の鳥居は桜井市 大神神社の三輪式鳥居と
廿日市市 厳島神社の厳島式鳥居を合わせた伊香式鳥居である。
付近には白鳥伝説が伝わる。
伊香小江の津浦という場に八人の天女が白鳥に姿を変えて現れた。
これを見た漁師(伊香刀美)が衣を剥いでしまい、
その天女は天に帰れなくなった。
そして漁師と天女は結婚し、子供を儲けたというものである。

例祭日は4月6日。2011年8月3日参拝。駐車可。
近隣に真宗大谷派の誓海寺(長浜市)、
曹洞宗の西光寺(長浜市木之本町大音)、
宗派不明の安念寺(長浜市)、観音寺(長浜市木之本町黒田)、
大澤寺(長浜市)、曹洞宗の天正寺(長浜市)、
式内社の大澤神社(長浜市)、黒田神社(長浜市)がある。

参拝の記録
国道8号賤ヶ岳トンネル、長浜市立伊香具小学校の北東。
少し場所が分かりにくいが、近くまで行けば大きな鳥居がある。
周辺は社寺が固まっている。
境内はとても静か。最も好きな神社。
真宗大谷派の誓海寺(長浜市)、曹洞宗の西光寺(長浜市木之本町大音)、
安念寺(長浜市)には近いうちに行きたい。

今回の旅行の参拝経路

石作神社・玉作神社伊香具神社弥美神社宇波西神社
前川神社(若狭町)蓮生寺(若狭町)闇見神社
須部神社多田寺多田神社(小浜市)黒駒神社(小浜市飯盛)
羽賀寺ー若狭彦神社上社・若狭彦神社下社


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# by sionozaki | 2011-08-08 05:15 | 滋賀県(168) | Comments(0)

石作神社・玉作神社

滋賀県長浜市木之本千田(旧伊香郡木之本町千田)は石作神社・玉作神社。
長浜市の国道8号「石作神社前」交差点付近。旧県社。
延喜式神名帳近江国伊香郡の石作神社と
延喜式神名帳近江国伊香郡の玉作神社に比定される。
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祭神 天火明命、玉祖命、応神天皇。
創建は不詳。
石作神社と玉作神社は元来別の神社である。
この近辺には古く石作に精通した集団と
玉作に精通した集団が住んでいたとみられる。
字石作からは勾玉や砥石などが発掘されており、
当地より南には古墳時代最古の玉作工房群跡がある。
石作神社は字石作に鎮座していたと伝え、祭神は天火明命。
文明3年(1471年)兵火に依り焼失し、
文明4年(1472年)玉作神社に合祀された。
同時に応神天皇を奉斎した。
近世は「石作玉作八幡大明神」と称していた。
境内社に招魂社などがある。
明治38年郷社指定。大正11年県社指定。

境内の東側に玉姫物語に関係する岩がある。
玉姫という美女が居ることを聞いた伊吹の三郎は、
千田(当地)を訪れて玉姫を気に入り嫁に欲しいと言った。
しかし玉姫の父はこれを断り、
怒った伊吹の三郎は伊吹山の岩を投げつけたと伝える。

例祭日は4月5日。2011年8月3日参拝。駐車場なし。
近隣に真宗大谷派の来入寺、天台宗の赤後寺などがある。

参拝の記録
旧木之本町の国道8号を走ると当社の大きな社叢が見える。
交通量の多い国道8号沿いにありながら境内は静か。
滋賀県北部(高月・木之本・余呉)には神社が非常に多い。
近いうちに改めて参拝したいと思っています。

今回の旅行の参拝経路
石作神社・玉作神社ー伊香具神社弥美神社宇波西神社
前川神社(若狭町)蓮生寺(若狭町)闇見神社
須部神社多田寺多田神社(小浜市)黒駒神社(小浜市飯盛)
羽賀寺ー若狭彦神社上社・若狭彦神社下社


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# by sionozaki | 2011-08-06 03:26 | 滋賀県(168) | Comments(0)

名古屋市~滋賀県長浜市木之本・福井県小浜市 国道8号・27号線

2011年8月は福井県小浜市を目的に旅に出ることにする。
今年になり3度目の宿泊を伴う旅。
何時も行き先を決める時には参拝したい神社・寺院が
複数あることを考えているが、
若狭には重要な社寺が揃っており考える必要がない。
それから長浜市木之本にある伊香具神社にも参拝したいと
以前から思っており、行き先については困らなかった。
伊香具神社は小さな集落の外れにある大社だった。
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滋賀県内ではこの他木之本の石作・玉作神社に参拝し、
その後福井県入りする。
そして弥美神社、宇波西神社、前川神社に参拝した。
この日は一応宿をとるつもりであったが、
持ってきたノートPCのバッテリーの都合で使えず。
敦賀に戻るか小浜まで戻れば宿泊出来ただろうが
まあ車中泊でも良い気がしたので、
水とトイレと駐車場がある所で車中泊する。
名古屋に住む旅好きな敦賀のバイト先のお客さんも
出先では宿を取らないと言っていたので、
それも学生らしくて良い。
夜には名古屋では見られない星空を眺めた。
ずっと空を見上げていると流れ星も見えた。

2日目は27号に沿って朝早くから行動する。
闇見神社、須部神社、多田神社、多田寺、黒駒神社、羽賀寺
若狭姫神社、若狭彦神社、神宮寺、天徳寺と多くの寺社に参拝できた。
国道27号 福井県小浜市西勢付近。
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西勢・加斗などこの付近から見える日本海はとても綺麗。
本当は高浜町まで行き、
青海神社に行きたかったが距離・時間の都合で止めた。
舞鶴には安く泊まることができるホテルがあるので、
このまま舞鶴市入りしても良かったが、そうしなかった。
今思えば宿泊するべきだった。
こんな宛てのない旅行も学生時代しか出来ない。
最後の天徳寺に参拝後、27号を戻って「三宅」の信号より
国道303号、161号にて高島・大津に下りた。
白髭神社を右に過ぎてしまった、
ここも以前から気になっていた神社。

夏場は近間の岐阜県辺りの散策の方が良い気がしました。
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# by sionozaki | 2011-08-05 17:49 | 散策の記録・旅日記 | Comments(0)

石上神宮

奈良県天理市布留町は石上神宮。読み「いそのかみ」。
奈良県51号線「布留」交差点付近。
延喜式神名帳大和国山辺郡の石上坐布都御魂神社に比定される。
また境内の出雲建雄神社を出雲建雄神社は、
延喜式神名帳大和国山辺郡の出雲建雄神社の論社。
他の論社は葛神社(奈良市都祁)、奈良市の雄神神社。
名神大社。旧官幣大社。布留山の麓に鎮座。
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祭神 布都御魂神。また布留御魂神、布都斯御魂神、
宇摩志麻治命、五十瓊敷命、白河天皇、市川臣命を配祀する。
古来は拝殿後方は禁足地であり何もなかった。
後世に禁足地の発掘が行われ、七支刀などが発見された。
創建は不詳。
第10代崇神天皇の御代 伊香色雄命が当地に奉斎したという。
879年(元慶3年)成立の「文徳天皇実録」に正三位、
901年(延喜元年)成立の「日本三代実録」に従二位の神階の記述がある。
平安時代後期白河天皇は当社を特に崇敬、
宮中の神嘉殿を拝殿として寄進した。
境内社に出雲建雄神社、天神社、八王子神社、猿田彦神社などがある。
明治4年官幣大社となる。
出雲建雄神社は祭神 出雲建雄神。
社伝に依れば第40代天武天皇の頃の創建という。
現在の拝殿は内山永久寺の守護の住吉社の拝殿で、
永久寺の廃仏毀釈後に移築されたものである。出雲建雄神社拝殿。
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石上神宮拝殿、石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿、
石上神宮七支刀は国宝。
石上神宮楼門、石上神宮鉄盾、石上神宮色々威腹巻、
石上神宮硬玉勾玉などは国指定重要文化財。

例祭日は10月15日。2011年7月12日参拝。駐車場あり。
近隣に融通念仏の大念寺(天理市)がある。


参拝の記録
奈良県の古社。
禁足地があることで知られる。


今回の旅行の参拝経路
八坂神社(菰野町)ー江神社(亀山市)敢国神社射手神社
小宮神社(伊賀市)須智荒木神社神戸神社(伊賀市)
宇流冨志禰神社大神神社(桜井市)石上神宮


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# by sionozaki | 2011-07-27 16:05 | 奈良県(40) | Comments(0)

大神神社(桜井市)

奈良県桜井市三輪は大神神社。読み「おおみわ」。
国道169号「三輪」交差点付近。
延喜式神名帳大和国城上郡の大神大物主神社に比定される。
大和国一宮。名神大社。旧官幣大社。
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祭神 大物主大神。また大己貴神、少彦名神を配祀する。
三輪山を神体とする古社で、
本殿を持たず拝殿の裏手には山のみとなっている。
平安期の「新抄格勅符抄」天平神護元年(765年)の条に当社の記述がある。
近隣にある纏向遺跡との関連がある。
纏向遺跡は紀元前220年頃の大規模な遺跡で、
三輪山から遺跡の成立と同時期と考えられる祭祀の跡が発見されている。
三輪山には3ヶ所の磐座があり、近年まで禁足地であった。
当社の鳥居は三ツ鳥居という独特の鳥居を持つ。
明神鳥居の両端に小型の鳥居を組み合わせたもので、
いつ頃からあったか不明という。
神宮寺は大御輪寺、平等寺。
境内社(摂社、末社)に高宮社、狭井神社、活日神社、磐座神社、
檜原神社、大直禰子神社、率川神社、久延彦社などがある。
明治4年官幣大社となる。拝殿。
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大神神社境内は国指定史跡。
大神神社拝殿、大神神社三ツ鳥居、大神神社朱漆金剛装楯、
大神神社紙本墨書周書、
大神神社摂社大直禰子神社社殿は国指定重要文化財。
大神神社勅使殿、大神神社勤番所、
大神神社木造大黒天立像などは奈良県指定文化財。
拝殿は寛文4年(1664年)の建立である。
神宮寺の大御輪寺、浄願寺、平等寺は
いずれも廃寺となっているが、平等寺は関連する草庵が残っている。
大御輪寺(おおみりんじ)が有していた十一面観音は、
現在桜井市の聖林寺が有している。

例祭日は4月9日。2011年7月12日参拝。駐車場あり。


参拝の記録
大和国一宮。
三輪山を神体とする最古といわれる神社。

今回の旅行の参拝経路
八坂神社(菰野町)ー江神社(亀山市)敢国神社射手神社
小宮神社(伊賀市)須智荒木神社神戸神社(伊賀市
宇流冨志禰神社大神神社(桜井市)石上神宮


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# by sionozaki | 2011-07-24 14:36 | 奈良県(40) | Comments(0)

宇流冨志禰神社

三重県名張市平尾藤ノ木は宇流冨志禰神社。読み「うるふしね」。
国道165号「名張駅口」交差点を北へ向かう。
延喜式神名帳伊賀国名張郡の宇流冨志禰神社に比定される。旧県社。
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祭神 宇奈根命。
また天照大御神、経津主神、天児屋命、大物主神、火之迦具土神、
宇迦之魂神、建速須佐之男神、仁徳天皇、応神天皇。
手元に参考になる資料がなく創建は不詳。
宇奈根命がどういった神であるかは審らかでないが、
「うなね」は「うなで」であり人工の水路ではないかと
推測されるという(日本の神々、白水社)。
また本来国衙の鎮守であったとも
朝鮮系渡来人との関係も考えられるという。
宇奈根命は古く近隣の巨岩 弁天岩(鮎取淵)の上に鎮座していた。
いつ頃遷座されたかは不明という。
毎年6月16日に行われる奇祭「岩祭」に於いては
この弁天岩に神酒を捧げている(日本の神々、白水社)。
神宮寺に普応院(宗派不明)があった。
天正9年(1582年)戦火に依り社殿を焼失した。
明治14年県社指定。明治39年神饌幣帛料供進神社指定。
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宇流冨志禰神社鳥居、
宇流冨志禰神社能・狂言面は名張市指定文化財。
鳥居は天和3年(1683年)建立のものである。
延喜式神名帳伊賀国名張郡には
名居神社、宇流冨志禰神社の
2坐が記されている。

例祭は4月18日(春祭)、10月28日(秋祭)。
2011年7月12日参拝。駐車場あり。

参拝の記録
近鉄大阪線 名張駅から徒歩10分程度。
名張市の中心部にある。
非常に変わった名称の神社。

今回の旅行の参拝経路
八坂神社(菰野町)ー江神社(亀山市)敢国神社射手神社
小宮神社(伊賀市)須智荒木神社神戸神社(伊賀市)
宇流冨志禰神社大神神社(桜井市)石上神宮


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# by sionozaki | 2011-07-16 17:40 | 三重県(174) | Comments(0)

神戸神社(伊賀市)

三重県伊賀市上神戸(旧上野市上神戸)は神戸神社。
国道165号「青山羽根」交差点を北へ向かう。

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祭神 大日霊貴命、倭姫命、天児屋命、天太玉命、
栲幡千千姫命、その他14柱。
創建は不詳。
第10代崇神天皇の御代 倭姫命が当社に滞在されたと伝える。
近世は「穴穂神社」、「穴穂宮」と称されていた。
明治40年から41年に掛けて
近隣の上林、神戸、比土などから30社以上を合祀。
それに伴って神戸神社と改称した。

2011年7月11日参拝。2011年12月20日二度目の参拝。
例祭日は11月3日。駐車場あり。
周辺に共に真言宗豊山派の佛持寺、常福寺(伊賀市)がある。

参拝の記録
国道165号「青山羽根」を交差点を北へ、
国道422号の伊賀市立神戸小学校付近を西へ向かう。
神社のすぐ東を木津川が流れる。
観音堂が隣接している。
常福寺(伊賀市)は養老6年(722年)創建と伝える古寺で、
五大明王は国指定重要文化財。


今回の旅行の参拝経路
八坂神社(菰野町)ー江神社(亀山市)敢国神社射手神社
小宮神社(伊賀市)須智荒木神社神戸神社(伊賀市)ー
宇流冨志禰神社大神神社(桜井市)石上神宮


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# by sionozaki | 2011-07-15 21:53 | 三重県(174) | Comments(0)

須智荒木神社

三重県伊賀市荒木宮ノ前は須智荒木神社。読み「すちあらき」。
延喜式神名帳伊賀国阿拝郡の須智荒木神社に比定される。
国道163号「荒木」交差点の東側。
「荒木」交差点すぐ南の細い道を東へ進むと
意外に多くの集落が見え やがて燈籠がある。旧郷社。
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祭神 猿田彦命。
また武内宿禰命、葛城襲津彦命、誉田別命、菅原道真、
火魂日命、弥都波能比売女命、須佐男命、市杵島姫命、
金山彦命、大山祇命、天児屋命、天萬栲幡千幡比売命、
宇迦能御魂命、大鶺鴒命。
創建は不詳。
古代氏族 須知氏・周知氏の分派が当地に移り開拓し
その祖神として祀ったのが始まりであろうという(日本の神々、白水社)。
「スチ」は設智・叱智・臣智・朱智などとも書かれ朝鮮系の氏族。
神宮寺は真言宗系の宝生寺。
近世は「白髭明神」、「白髭大明神」と称していた。
境内社に鎮守社がある。
昭和6年郷社指定。
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伊賀市内には車塚古墳、寺音寺古墳、鳴塚古墳などの古墳があり、
特に鳴塚古墳に於いては渡来系氏族と関係ある
須恵器などが出土している。
延喜式神名帳伊賀国阿拝郡には陽夫多神社、宇都可神社、
波太伎神社、須智荒木神社、敢国神社、佐々神社、
穴石神社、真木山神社、小宮神社の9坐が記されている。

例祭日は10月20日。2011年7月11日参拝。駐車場あり。

参拝の記録
スチ氏に関わる神社であり、社名にも「須智」を冠する。


今回の旅行の参拝経路
八坂神社(菰野町)ー江神社(亀山市)敢国神社射手神社ー
小宮神社(伊賀市)須智荒木神社神戸神社(伊賀市)
宇流冨志禰神社大神神社(桜井市)石上神宮


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# by sionozaki | 2011-07-15 20:57 | 三重県(174) | Comments(0)