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安乗神社

三重県志摩市阿児町安乗(旧志摩郡阿児町安乗)は安乗神社。
旧阿児町の中心 鵜方の国道260号に「安乗口」信号機があり、
その付近より三重県道514号が安乗方面に延びている。
この道は阿児町国府に着き、国府郵便局の手前を北進すれば安乗。
安乗の読みは「あのり」。安乗神社や安乗埼灯台の付近は、
道が狭いので参拝には少し注意が必要。

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祭神は応神天皇、伊弉諾命、伊弉冉命など。
明治の合祀政策により多くの神社が合祀されている。
鉄製砲身を有し、志摩市指定文化財。
当社に隣接し、国の重要民俗無形文化財「安乗文楽」の舞台がある。
安乗文楽は「デコバヤシ」ともいい、
秀吉の征韓の役の際の出来事を継承したものである。

例祭日は9月15日。2013年2月25日参拝。駐車場あり。
近隣に曹洞宗の安乗寺、
少し離れて阿津摩里崎神社などがある。


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by sionozaki | 2013-03-31 11:25 | 三重県(172) | Comments(4)

波切神社(志摩市)

三重県志摩市大王町波切(旧志摩郡大王町波切)は波切神社。
読み「なきり」。旧郷社。大王埼入り口にある。
同名社に波切神社(太地町)などがある。
臨済宗妙心寺派の仙遊寺(志摩市)が隣接する。

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祭神は国狭槌命、応神天皇、天児屋命、
葦夜神、豊玉彦命、大山祇神、蛭子神、
金山彦神、猿田彦神、白鬚神など。
創建は不詳。
その昔大王埼にダンダラ法師・ダンダラボウシという
一つ目の巨人が棲み、
海を荒し村人をさらうなどの悪事を行っていた。
ある日村人達は大草鞋を編んで海に投げ入れると
自分よりも大きな巨人がいると思い込んで悪事をしなくなったという伝承が残る。
この伝承に因んだ大草鞋を海に流す神事は、
9月の申の日に行われ、県の無形民俗文化財に指定されている。

例祭日不明。2013年2月25日参拝。付近に有料駐車場あり。

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by sionozaki | 2013-03-31 11:17 | 三重県(172) | Comments(0)

宇賀多神社

三重県志摩市阿児町鵜方(旧志摩郡阿児町鵜方)は宇賀多神社。
国道167号「志摩病院入口」交差点を北へ向かう。
鵜方は旧阿児町の中心である。
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祭神 天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、
田心姫命、熊野久須日彦命、市杵島姫命、湍津姫命。
創建は不詳。
古く拝殿右手の岩を神体とし「社宮司社」といった。
その後室町期に八王子社を合祀。
明治42年に近隣の諸社を合祀し宇賀多神社と改称した。
例祭日に奉納される獅子舞は凡そ500年前のものと伝える。

例祭日は1月3日。秋季大祭は11月23日。2013年2月25日参拝。
隣接して曹洞宗の棲鳳寺がある。


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by sionozaki | 2013-03-30 10:50 | 三重県(172) | Comments(0)

日本武尊白鳥陵

奈良県御所市冨田は日本武尊白鳥陵。
国道309号に「冨田」交差点を東へ向かう。
その先はT字路で白鳥陵を示す簡単な看板がある。
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円墳で明治31年日本武尊陵に治定された。
「日本書紀」に日本武尊は伊吹山の神に敗れ、
大和国に帰る途中に伊勢国能褒野にて埋葬されたが、
その魂は大和国琴弾原、
そして河内国旧市に降り立ったことが記される。
この大和国琴弾原陵が当地に比定される。
三重県亀山市の能褒野王塚古墳、当地の日本武尊白鳥陵、
大阪府羽曳野市の軽里大塚古墳を「白鳥三陵」という。
尚、白鳥陵のある地の小字を「天皇」という。

2013年2月21日訪問。駐車場なし。
近隣に浄土宗の示願寺があり古物を有する。


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by sionozaki | 2013-03-30 10:32 | 古墳・陵墓(17) | Comments(0)

長柄神社(御所市)

奈良県御所市名柄は長柄神社。読み「ながら」。
国道309号「豊田」交差点を南に向かう。
延喜式神名帳大和国葛上郡の長柄神社に比定される。社号標。
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祭神 下照姫命。創建は不詳。
「日本書紀」天武天皇9年(705年)9月9日の条に
「朝嬬に幸す。因りて大山位より以下の馬を長柄杜に看す」とあり、
この長柄杜が当社に比定される。馬は流鏑馬のこととされる。
祭神については諸説あり、
八重事代主命という説がある(特選神名牒)。
俗に「姫之宮」、「姫の宮」と称された。
「長柄」の語源は「長江」に由来しているという。
長江は山(葛城山)の緩やかで長い丘陵を示す語である(境内由緒書)。

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長柄神社本殿は奈良県指定重要文化財。
本殿は一間社春日造、桧皮葺の本殿は県の重要文化財。
建立年は明らかでないが、正和元年(1312年)の棟札を有する。
当社の手水舎は市内にあった朝原寺より移築されたものである。
朝原寺は廃寺。龍正寺(御所市)でも朝原寺の建造物を有する。
大和国葛上郡の式内社は鴨都波神社、葛木御歳神社、
葛城一言主神社、多太神社、当社、巨勢山口神社、葛城水分神社、
鴨山口神社、高天彦神社、駒形大重神社、大穴持神社、
大倉姫神社、高鴨神社の以上17坐である。

例祭日は10月15日。2013年2月21日参拝。神社前の長柄公民館に駐車可。
すぐ近くに浄土宗の龍正寺、日蓮宗の本久寺があり、
少し離れて式内社 多太神社、吐田(はんだ)神社がある。


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by sionozaki | 2013-03-30 10:19 | 奈良県(40) | Comments(0)

高鴨神社

奈良県御所市鴨神は高鴨神社。読み「たかがも」。
国道24号「東佐味」交差点を西へ向かう。
延喜式神名帳大和国葛上郡の高鴨阿治須岐託彦根命神社に比定される。
全国各地にある鴨神社・加茂神社・賀茂神社の総本社。
名神大社。旧県社。遠景。
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祭神 阿治須岐高彦根命、事代主命、天稚彦命、阿治須岐速雄命。
延暦16年(797年)完成の「続日本紀」の天平宝字8年1月7日(764年)の条に
「復祀高鴨神於大和国葛上郡、高鴨神者法臣円興、
其弟中衛将監従五位下加茂朝臣田守等言」云々とある。
延喜元年(901年)完成の「日本三代実録」に
清和天皇貞観元年正月27日(859年)の条に従一位の神階の記述がある。
阿治須岐高彦根命を除いた三柱の神については異説が多く、
下照比売命、天稚彦命説、田心姫命などの説がある。
境内社に八幡神社、一言主神社、猿田彦神社、金刀比羅神社、聖神社、
稲荷神社、松尾神社、細井神社、春日神社、八坂神社、
牛瀧神社、東神社、西神社などがある。
字を捨篠といい、俗に「捨篠社」、「高鴨社」、「佐味宮」などと称された。
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高鴨神社本殿は国指定重要文化財。
本殿は三間社流造、檜皮葺で、扉裏に天文13年(1544年)の墨書がある。
室町時代の代表的な建築である。
東本殿も同じく三間社流造、檜皮葺。
五枚の棟札があり棟札とともに奈良県指定重要文化財。
神宮寺に神通(じんど)寺があった。

例祭日は4月15日。2013年2月21日参拝。駐車場あり。
近隣に高野山真言宗の如来寺などがある。


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by sionozaki | 2013-03-30 02:10 | 奈良県(40) | Comments(0)

鴨都波神社

奈良県御所市宮前町は鴨都波神社。
国道24号「済生会病院前」交差点付近。
延喜式神名帳大和国葛上郡の鴨都波八重事代主命神社に比定される。
名神大社。旧県社。読み「かもつわ」。
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祭神 積羽八重事代主命、下照姫命、大国主命。
また建御名方命を配祀する。
創建は第10代崇神天皇の頃と伝える。
崇神天皇の御代 太田田根子の孫の大賀茂都美命が
加茂の地にて事代主命を奉斎し創建という。
このことより桜井市の「大神神社の別宮」ともいわれる。
もと御所市櫛羅に鎮座していたと伝える。
「鴨都波」の語源について
鴨の水際(みづは)という説、鴨つ三輪という説がある。
「かもつば」神社とも呼ばれるが、
神名帳では「かもつわ」、平凡社歴史地名大系でも「かもつわ」とあり
かもつわ神社が正しいものと思われる。拝殿。
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大和国葛上郡の式内社は当社、葛木御歳神社、
葛城一言主神社、多太神社、長柄神社、巨勢山口神社、葛城水分神社、
鴨山口神社、高天彦神社、駒形大重神社、大穴持神社、
大倉姫神社、高鴨神社の以上17坐である。

例祭日は10月9日。初回参拝日は不明、2013年2月21日再参拝。
駐車場あり。近隣に野口神社(御所市)がある。


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by sionozaki | 2013-03-28 23:57 | 奈良県(40) | Comments(0)

天岩戸神社(橿原市)

奈良県橿原市南浦町は天岩戸神社。読み「あめのいわと」。
国道165号「出合」信号機を南へ向かう。
神社北側は天香具山であるが当社の場所は分かりにくい。
延喜式神名帳大和国十市郡の坂門神社の論社。
他の論社は橿原市の阪門神社。拝殿。
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祭神 天照大御神。
創建は不詳だが本殿はなく磐座(天岩戸)を神体としており、
古代の神社と考えられる。
記紀に天照大御神が窟に隠れる話が載るが、
その窟は当地であると伝える。
延喜式神名帳大和国十市郡の坂門神社の論社だが、
当社は天香具山に至る「坂」に当たり、当社とも考えられる。
拝殿裏手の竹林の中に4個の巨石(磐座)がある。
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自生する竹は毎年7本ずつ生え代わるという伝承を持つ。
江戸時代の「西国三十三所名所図会」に
当社・当社周辺に関する記述がある。

例祭日は9月16日。2013年2月21日参拝。駐車場なし。
近隣に式内論社 天香山神社、春日神社(橿原市南山町)、
春日神社(橿原市戒外町)、真言宗豊山派の興善寺がある。

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by sionozaki | 2013-03-28 22:35 | 奈良県(40) | Comments(0)

畝尾都多本神社

奈良県橿原市木之本町は畝尾都多本神社。
国道165号「出合」信号機を南へ。奈良文化財研究所の隣。
延喜式神名帳の大和国十市郡鎮座の畝尾都多本神社に比定される。
読み「うねおつたもと」。
神社の森を泣沢の森・啼沢の森(なきさわのもり)、
又は泣沢女の森・啼沢の森(なきさわめのもり)という。
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祭神 泣沢女神・啼沢女神。
泣沢女神・啼沢女神は名の通り泣く・啼く女の神である。
創建は不詳。
泣沢女神・啼沢女神は和銅5年(712年)編纂の「古事記」に
伊邪那美命が亡くなり伊邪那岐命が泣き、
その涙から生まれた女神であると記される。
天平宝字3年(759年)前後成立の「万葉集」に
「哭澤の 神社に神酒据え 祈れども 我が大君は 高日知らしぬ」とあり、
哭澤の神社(もり)は当社に比定される。
この檜隈女王の歌である。
境内社に八幡神社、稲荷神社、厳島神社がある。
「出合」信号機から南下する道の側が神社入り口であり、
自然に参拝すると末社の八幡社が正面の社殿となる。
本殿はそうでない側の社殿であり本殿はなく、拝殿背後には井戸がある。
鳥取市の中臣崇健神社でも井戸を神体とする。

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大和国十市郡の式内社は多坐彌志理都比古神社、
竹田神社、小部神社、小杜神社、屋就神命神社など19坐ある。

例祭日は9月後半。2012年2月21日参拝。駐車場なし。

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by sionozaki | 2013-03-28 22:23 | 奈良県(40) | Comments(0)

多坐弥志理都比古神社

奈良県磯城郡田原本町多は多坐弥志理都比古神社。
国道24号「千代南」交差点を西に向かう。通称 多神社。
延喜式神名帳大和国十市郡の多坐彌志理都比古神社に比定される。
名神大社。旧県社。読み「おおにますやしりつひこ」。
日本三代実録に記述がある国史見在社でもある。
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祭神 神八井耳命、神渟名川耳尊、神武天皇、玉依姫命。
創建は不詳。
730年(天平2年)成立の「大倭国正税帳」に当社についての記述がある。
901年(延喜元年)完成の「日本三代実録」の
貞観元年(859年)正月27日条に
従三位勲八等から正三位への神階の記述がある。
神渟名川耳尊は綏靖天皇。神八井耳命は神武天皇の皇子。
俗に「大社」、「太社」、「意富社」などと称された。
社名の読み方について
延喜式神社の調査webページでは多坐「やしりつひこ」神社だが、
平凡社歴史地名大系では多坐「みしりつひこ」神社となっている。
また周辺に当社に関連する皇子神命神社、姫皇子命神社、
小杜神命神社、屋就神命神社が配置される。いずれも式内社である。
境内社に熊野神社、住吉神社、春日神社、石上神社などがある。
明治年間郷社指定。大正12年県社指定。
神宮寺があったが詳細不明。拝殿。

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多坐彌志理都比古神社本殿は奈良県指定重要文化財。
春日造で時期は江戸時代のものである。

例祭日は4月第三日曜日。2013年2月21日参拝。駐車場あり。
近隣に前述の屋就神命神社、小杜神社、姫皇子命神社がある。


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by sionozaki | 2013-03-25 20:44 | 奈良県(40) | Comments(0)