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名居神社

三重県名張市下比奈地は名居神社。読みは「ない」。
延喜式神名帳伊賀国伊賀郡の名居神社に比定される。
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境内由緒碑に依ると、比奈知川上流に散在する国津神社の惣社で、
祭神は大己貴命、少彦名命、天児屋命、市杵嶋姫命、
事代主命、蛭子命。
明治41年には興玉神社他7社を合祀している。
「ない」とは地震や大地の古語で、全国に地震の神が祀られたが、
伊賀に於いては当地が選ばれて、名居神社として祀られたという(境内由緒書)。
併し「神名帳考証」に依れば、「名居」は「なおり」と訓じて
のち名張へ訛ったとする。
江戸期の棟札には国津大明神、また大己貴社とある(日本の神々、白水社)。
現在合祀されている興玉神社は、もと当社東に存在しており
祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)。
興玉神社では本地仏 十一面観音を有していたという。

例祭日不明。2011年11月16日参拝。専用駐車場は確かなし。

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by sionozaki | 2011-11-30 23:10 | 三重県(136) | Comments(0)

積田神社

三重県名張市夏見は積田神社。
読みは「せきだ」またはは「つむた」。
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祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋命、姫大神。
その他明治になって近隣より18柱の神を合祀している。
春日神遷幸地と考えられる場の一つである。
春日神遷幸地とは、春日神が常陸から大和へ遷った際に
留まった場所のことである。
春日神が遷幸したこと自体は歴史的事実であるとされ、
その場所がどこであったかは、意見の分かれる所である。
春日の神を祀る神社が伊賀に複数あるからである。
名張市平尾の宇流冨志禰神社、名張市薦生の中山神社、
伊賀市の大村神社などがそれであるが、
このうち遷幸地として有力なのは、
当社、宇流冨志禰神社、中山神社である。
当社と見ることは「春日社記」と「春日古社記」の記述によるもので、
かなり有力と見られる。
歴史地名大系(平凡社)によれば宇流冨志禰神社は
伊水温故の中で夏見宮(当社)より勧請とあり
遷幸地であることを否定している。

例祭日不明。2011年11月16日参拝。駐車場あり。
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by sionozaki | 2011-11-27 15:43 | 三重県(136) | Comments(0)

北畠神社

三重県津市美杉町上多気(旧一志郡美杉村上多気)は北畠神社。
多気郡の多気は「たき」だが、美杉のこの地は「たげ」と読む。
旧社格は別格官幣社。鳥居。
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祭神は北畠顕能。配祀として北畠親房、北畠顕家。
境内社に多芸神社、留魂社がある。
北畠氏は伊勢の氏族で、顕能(あきよし)はその初代である。
代々公卿で天皇の側近にいたが、南北朝時代になって
顕能は上に霧山城を築いた。
以降代々伊勢国国司をつとめたが、
信長の陰謀に依って殺され北畠氏は滅びた。

庭園は名勝及び史蹟、霧山城跡は史蹟である。例祭は10月13日。
2011年11月15日参拝。駐車場あり。

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by sionozaki | 2011-11-27 14:24 | 三重県(136) | Comments(0)

丹生神社(多気町)

三重県多気郡多気町丹生(旧多気郡勢和村丹生)は丹生神社。
国道368号「吉江」交差点を概ね北側に向かう。
延喜式神名帳伊勢国飯高郡の丹生神社に比定される。
また延喜式神名帳伊勢国飯高郡の丹生中神社に比定される。
神宮寺の神宮寺(多気町)が隣接する。
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祭神 埴山姫命、水波売命。
また天照大御神、栲幡千千比売命、武甕槌命、斎主命、天児屋命、
姫大神、大己貴命、活津彦根命、熊野樟日神、火速日命、猿田彦命、
大山祇命、田山比売命、月読尊、素盞烏尊、気吹主命。
創建は継体天皇16年(523年)と伝える。
聖武天皇が東大寺大仏殿の建立の際 水銀の産出をこの神に祈ると
忽ち水銀が湧出したので、丹生明神と名付けたという。
また嵯峨天皇が降雨を祈ると霖雨があり、晴れを祈ると晴れたという。
中世には北畠氏が造営、奉仕を行った。
近世は「丹生社」と称していた。神宮寺は隣接の神宮寺(多気町)である。
境内に陰石(女性器を形をした石)がある。
明治4年村社指定。明治41年現在の社名に改称した。

丹生という地名は「朱砂・水銀」の取れる場のことを言う。
「丹生」という神社名は他に、
長浜市余呉の丹生神社、宇陀市榛原の丹生神社、
東吉野村の丹生川上神社、かつらぎ町の丹生都比売神社、小浜市の丹生神社、
「丹生」という地名は他に、
福井県丹生郡、岐阜県旧丹生川村などがある。
当地は古代では最大規模の水銀鉱山があった。

例祭日は7月16日。2011年11月15日参拝。駐車場あり。
近隣に浄土宗の西導寺、ともに真宗高田派の浄福寺、香念寺などがある。


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by sionozaki | 2011-11-24 16:31 | 三重県(170) | Comments(0)

神宮寺(多気町)

三重県多気郡多気町丹生(旧勢和村丹生)は神宮寺。
国道368号「吉江」交差点を概ね北側に向かう。
真言宗山階派。丹生山。本尊 十一面観音。
丹生神社(多気町)が隣接する。
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開創は774年(宝亀5年)で開基は勤操。
勤操は754年生まれの三論宗の僧。出身は奈良県高市郡。
隣接の丹生神社の神宮寺である。
本堂、山門、客殿、大師堂、護摩堂は多気町指定重要文化財。
本堂は1673年~1681年、
仁王門は1713年~1723年の建立。
また神宮寺経筒は三重県指定文化財。
この他汞砂器(こうさき)と焼釜(水銀蒸溜器)を有し、
共に数少ない鉱業遺産として重要である。

2011年11月15日参拝。駐車場あり。
近隣に浄土宗の西導寺、ともに真宗高田派の浄福寺、香念寺、
少し離れて名刹 近長谷寺、普賢寺がある。


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by sionozaki | 2011-11-24 13:35 | 三重県(170) | Comments(0)

阿射加神社(松阪市大阿坂町)

三重県松阪市大阿坂町は阿射加神社。読みは「あざか」。
松阪ICより北へ5分程度。小阿坂の阿射加神社より北へ1km程。
延喜式神名帳伊勢国一志郡の阿射加神社の論社。
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少し長い参道を経て、比較的新しい拝殿、本殿となる。
延喜式一志郡の項には阿射加神社三座とあり、
当社はその内の一社であると考えられる。
小阿坂町の阿射加神社もその三座の一坐だろうが、
もう一社がどこの神社であるのか分からない。
wikipediaによれば、阿射加神社は阿坂山の山頂付近に鎮座していた
と思われ、その後の遷座を小阿坂・大阿坂の神社どちらを取るか説が分かれる。
そのまま記述を更に続けると、
当地は神宮外宮の御厨とされており
1339年(延元4年)の神宮の神領目録
「給人引付并神領目録」に、
大阿射賀御厨・小阿射賀御厨と2分されていることから、
両社はその分割に際して 其々の御厨に鎮守神として
勧請されたものと見ることもできる(そのまま引用)。

祭神は猿田比古大神(さるたひこのおおかみ)。
配祭神として伊豆速布留神(いづはやふるのかみ)、
底度久神(そこどくのかみ)。
倭姫命世紀に依ると紀元前12年(垂仁天皇18年)に、
伊豆速布留神が祀られたことが示されている(地名大系)。
倭姫命世紀には阿坂に坐す神を
伊豆速布留神としていると記されている。

例祭は10月8日近い日曜日。2011年11月15日参拝。駐車可。
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by sionozaki | 2011-11-21 11:41 | 三重県(139) | Comments(0)

阿射加神社(松阪市小阿坂町)

三重県松阪市小阿坂町は阿射加神社。読みは「あざか」。
松阪ICを降りてすぐに北へ。
延喜式神名帳伊勢国一志郡の阿射加神社の論社。名神大社。
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祭神は猿田彦命。
また伊豆速布留神(いづはやふるのかみ)、竜天大神を配祀。
古事記に猿田彦命が阿邪訶に居た時に
手を挟まれて溺れたという話が古事記にある。
中世には「竜天大明神社」と称されていた。
神宮寺に西蔵寺があり、経典の記述にその名が見える。

例祭日不明。2011年11月15日参拝。駐車可。

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by sionozaki | 2011-11-21 09:33 | 三重県(148) | Comments(0)

名古屋市~三重県松阪市、名張市~奈良県桜井市、葛城市

2011年11月15日と16日は三重県と奈良県へ出向く。
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まずは阿射加神社。
阿射加神社は二社あるが、写真は小阿坂町の阿射加神社。
静かな佇まいと壮大な社叢が素晴らしい。
大阿坂町の阿射加神社にも参拝後南下し気多町入り、
丹生大師(神宮寺)と丹生神社へ参拝する。
この日の宿は名張市内に取ったので、
国道368号で美杉・名張方面に向かう。
名張のこのホテルは比較的安くサービスも良く、
何度も利用している。
国道368号の松阪市飯南町下仁柿地区から津市美杉までの区間は、
狭く屈曲も激しい道である。
松阪市飯南町粥見(旧飯南郡飯南町粥見)付近。
近くには粥見神社がある。
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11月16日(水)、2日目は名張市内の気になっていた神社である
名居神社と積田神社に参拝してから、奈良県内へ向かう。
名張と榛原・桜井を結ぶ165号線は、
本当にもう何度も通っており景色も見慣れた。
奈良県内では談山神社、橘寺、久米寺、
久米御縣神社、諸鍬神社、當麻寺、
鴨都波神社の計7箇所に参拝した。
9月頃と比べると涼しい上に奈良県だから
もっと多くの寺社に参拝することも出来たかも知れないが、
一箇所毎の駐車料金や拝観料、
それから体力のことを鑑みると、これで精一杯。
道も分からぬ県での移動・運転は、思う以上に疲れる。
数ある参拝したい社寺の中でも
最も参拝したいと思っていた當麻寺は、
東塔と西塔を見事に備えていた。
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それから油長酒造を訪ねた。
今回の旅行では三重県で7箇所と、
奈良県で6箇所の記事を作ります。
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by sionozaki | 2011-11-17 12:25 | 散策の記録・旅日記(32) | Comments(0)

北方神社(揖斐川町)

岐阜県揖斐郡揖斐川町北方は北方神社。
国道303号「上南方」と「乙原」信号機区間、
北方郵便局の西側に位置する。
美濃国神名帳の従五位下神三御子明神に比定される。
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祭神 大物主神、事代主命。
また天照大御神、応神天皇、豊受大神、仁徳天皇、
伊邪那美命、水波売神、倉稲魂神、菅原道真。
古く天照大御神を桂山に、大和の御魂を三輪神社に、
大己貴命を大和神社に、事代主命を北方神社に祀っていた。
のち北方神社の脇社に八幡宮、廬舎那仏、伊勢大神宮が
祀られるようになったという。
平安時代になると相殿に春日神を祀り、
春日神社と称されるようになった。
境内社に神明神社、八幡神社、神明神社、八幡宮、水神社
白山神社、稲荷神社、御鍬神社、稲荷神社、熊野神社などがある。
祭事には「ぶいぶいねそねそ」と囃すことから
当社の祭事を「ねそねそ祭り」という。
北方神社社叢は北方町指定文化財。
ほか春日大明神祭礼記を有する。拝殿。
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周辺の大和神社は祭神 大国御魂神、
美濃国神名帳の従五位下大和大明神に比定される。
三輪神社は祭神 大物主神。
少し離れてある養基神社は祭神 養基大神、
延喜式神名帳美濃国池田郡の同名社に比定される。


春季大例は4月第三日曜日。秋期大祭は8月15日。
2011年10月29日参拝。駐車場なし。
周辺に大和神社、三輪神社のほか、
曹洞宗の不動寺、真宗大谷派の長存寺などがある。


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by sionozaki | 2011-11-07 13:50 | 岐阜県(166) | Comments(0)

横蔵寺(揖斐川町)

岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲は横蔵寺。
天台宗の古刹で、山号は両界山。本尊は薬師如来。
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創建は802年(延暦20年)。最澄と伝える。
ただし創建に最澄が関わったことに関しては疑問がある。
伽藍が大きく広がり、重文の仏像を多数有する大寺でした。

2011年10月29日参拝。駐車場あり。
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by sionozaki | 2011-11-06 10:58 | 岐阜県(26) | Comments(0)