太田茶臼山古墳

大阪府茨木市太田3丁目は太田茶臼山古墳。
国道171号「三島丘西」、「西河原」交差点を北へ。
全体的に森になっているのは分かるが、
拝所は住宅地で少し分かりにくい場所にある。
北側に名神高速が通っている。
読み「おおだちゃうすやま」。
継体天皇陵とされ、宮内庁により継体天皇陵に治定される。

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前方後円墳で全長6m。
前方部幅147m、前方部幅147m、前方部高19.8m、
後円部径138m、後方部高19.2m(古墳看板)。
古墳の周囲には幅22m~33mの濠が設けられている。
また陪冢がある。
外堤の発掘調査では円筒埴輪、形象埴輪などが出土、
それらの様子から時期は5世紀中頃と考えられるという。
しかし継体天皇は6世紀に亡くなっていることや(日本書紀)、
「延喜式」に継体天皇陵は摂津国島上郡にあるとあるが、
太田は島下郡であることなどから疑問が生まれた。
これにより継体天皇陵は当地東の今城塚古墳と考えられるようになり、
当墳は継体天皇の曽祖父 である意富富杼王など
継体天皇に関わる人物の古墳の可能性が高い。
出土した円筒埴輪、形象埴輪の多くは、
高槻市土室町の新池遺跡で作られたものである。

すぐ西に太田神社が鎮座している。
太田神社は延喜式神名帳摂津国島下郡の太田神社に比定されるが、
延喜式の版本によっては大田神社と表記され
新撰姓氏録にある中臣大田連に関連するものと考えられる。
また当古墳付近には飛鳥時代に遡ることができる
太田廃寺があり、中臣大田連に関わる地であることがわかる。

2016年3月30日訪問。駐車場なし。
近隣には太田神社のほか、国道171号線沿いに
延喜式神名帳摂津国島下郡の新屋坐天照御魂神社の論社の
新屋坐天照御魂神社(茨木市西河原)がある。
他の論社は新屋坐天照御魂神社(茨木市宿久庄)、
新屋坐天照御魂神社(茨木市西福井)である。


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by sionozaki | 2016-04-10 20:47 | 古墳・陵墓(20) | Comments(0)
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