油日神社(甲賀市甲賀町油日)

滋賀県甲賀市甲賀町油日(旧甲賀郡甲賀町油日)は油日神社。
滋賀県道131号線沿い。天台宗の名刹 櫟野寺より南。旧県社。
延喜式神名帳近江国甲賀郡の川枯神社の論社。
他の論社は八坂神社(甲賀市水口町嵯峨)。
また日本三代実録に記載のある国史見在社。
同名社に油日神社(甲賀市甲南町上馬杉)がある。
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祭神 油日大神。
また猿田彦命、罔象女神を配祀する。
油日山を神体とする古代の神社であり、
油日山山頂に油日大明神が油の火のような光を放って
降臨したことから、油日神社と名付けられた。
現在でも油日山頂上に岳神社を祀る。
創建は第31代用明天皇の頃とも第40代天武天皇の御代ともいう。
室町時代成立の油日大明神縁起(当社蔵)に依れば
当社は聖徳太子により創建されたと伝える。
近世は「岳大明神」と称していた。
延喜元年(901年)完成の「日本三代実録」に
元慶元年(877年)従五位下の神階の記述がある。
延喜5年(905年)の延喜式神名帳の近江国甲賀郡の川枯神社を
当社に比定する説がある。
明応2年(1493年)社殿が造営された。
明治以前は神仏習合の形をとり神宮寺の金剛寺(油日寺)を始め
光明院、成就院など多くの寺院が存在した。
明治初年神仏分離に依り廃寺、近隣の神宮寺(甲賀市甲賀市油日)
神宮寺である油日寺(金剛寺)の後継寺院である。
また近隣の善応寺(天台宗)も一支院である。
善応寺は大化2年(646年)の創建と伝える古寺である。
境内社に八幡神社、白鬚神社、岳神社がある。
明治39年県社指定。
明治44年近隣の神社を合祀した。
「油日」という社名から製油業界から信仰を集める。
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油日神社本殿附棟札、油日神社拝殿、油日神社楼門附棟札、
油日神社廻廊はいずれも国指定重要文化財。
油日の太鼓踊は国選択無形民俗文化財。
油日神社奴振は滋賀県選択無形民俗文化財。。
本殿は明応2年(1493年)に建立されたもので、
三間社流造、檜皮葺。
拝殿は桃山時代に建立されたもので入母屋造妻入、檜皮葺。
楼門は永禄9年(1566年)に建立されたもので入母屋造、檜皮葺。
廻廊2棟は永禄9年(1566年)に建立されたもので檜皮葺。
毎年5月1日の例祭日には奴振、太鼓踊が奉納される。
また絹本著色十一尊曼荼羅図、
絹本著色千手観音三尊荼羅図などを有する。

例祭日は5月1日。2013年8月29日参拝。専用駐車場あり。
近隣に天台宗の善応寺、浄土宗の神宮寺、
少し離れて天台宗の名刹 櫟野寺がある。
非常に素晴らしい神社と感じました。


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by sionozaki | 2013-09-04 14:05 | 滋賀県(174) | Comments(0)
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