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中臣崇健神社

鳥取県鳥取市古郡家は中臣崇健神社。
国道29号線は鳥取市賀露・南隈から鳥取市南部を通って
智頭郡八頭町・若桜町を経て、兵庫県宍粟市へ至る。
当社は鳥取市南部に位置、29号線の「南栄町北」交差点の西にある。
すぐ北に日本きのこセンター菌蕈研究所があり、そこを目指すと良い。
読みは「なかとみのたかたけ」または「なかおみのたかたけ」。
古郡家の読みは「ここおげ」。
延喜式神名帳因幡国邑美郡の中臣崇健神社に比定される。

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祭神は不明。社伝に依れば大物主命、
度会延経に依れば天児屋命、埴安神。
古来より社殿がなく、拝殿後部は石の玉垣が巡らされている。

中臣崇健神社_c0182455_1454038.jpg
因幡誌に依ればこのことについて祭神が大きく社殿に
収まらないからであるというが、
「井戸」そのものを祀った古来の神社なのだろう。
古く「岡森天王」、「高崇天王」といった。
当社は和名抄に於ける美和郷にあたるが、
この「美和」は奈良県桜井市の「三輪」に通じ関係が指摘される。
因幡国邑美郡では唯一の式内社である。
すぐ近くに森福寺あり、
曹洞宗寺院だがもと天台宗寺院であり
神宮寺であった可能性が高い。
森福寺を見てこなかったことが悔やまれます。

例祭は4月19日。2012年11月4日参拝。駐車場なし。


by sionozaki | 2012-12-05 13:06 | 鳥取県(22) | Comments(0)
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