御杖神社

奈良県宇陀郡御杖村神末は御杖神社。読み「みつえ」。
国道368号と国道369号の交差する「敷津」交差点を南へ。
この国道369号を走ると当社の大きな看板がある。
延喜式神名帳大和国宇陀郡の論社。
他の論社は同じ宇陀市内の篠畑神社。旧郷社。
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祭神は久那斗神、八街比古神、八街比女神。
創建は不詳。
倭姫命の御杖を祀ると伝える。
天照大御神は同殿同床からの脱却のため安住の地を求め諸国を巡るが、
「皇太神宮儀式帳」では美和御諸原の後、
菟田の阿貴宮に遷り、次に佐佐波多宮、伊賀の空穂宮と続く。
「倭姫命世紀」では笠縫邑の後、
丹後国吉佐宮、次に大和国伊豆加志本宮に遷り、
次に紀伊国奈久佐浜宮、吉備国名方浜宮、大和国弥和乃御室嶺上宮、
大和国宇多秋宮、そして大和国佐佐波多宮、伊賀国市守宮、伊賀国穴穂宮、
近江国坂田宮、美濃国伊久良賀波乃宮、伊勢国野代宮と続く。
この「佐佐波多宮」が当社に比定されるが、篠畑神社という説もある。
祭神の久那斗神の語義は「杖」であるといい、
地名「神末(こうずえ)」も杖に由来している。
垂仁天皇と倭姫命は、
この地に3ヶ月間逗留した際に「杖」をお忘れになった。
境内社に山神神社、稲荷神社、秋葉神社、愛宕神社などがある。
明治6年郷社指定。社務所。
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古く神末地区は大和国に属さず、伊賀国夏美郷に属していた。
近年大和国宇陀郡の「御杖神社」に比定する説が強く、
明治30年以後社名を御杖神社に改めたが、
延喜式の編纂された頃、この場所が大和国に属していたか不明であるという。
神宮寺が存在したが詳細は不明。

例祭日は11月第一日曜日。2012年10月31日参拝。駐車場なし。
今年(平成24年・2012年)参拝した神社の中では
神倉神社、阿須賀神社(新宮市)、日置神社(高島市)、
揖夜神社、美保神社(松江市)、中臣崇健神社、大野見宿禰命神社、
若桜神社(若桜町)、舂米神社(若桜町)、
波波伎神社とともにたいへん素晴らしい神社でした。

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by sionozaki | 2012-11-12 16:30 | 奈良県(40) | Comments(0)
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