賀多神社

三重県鳥羽市鳥羽は賀多神社。読みは「かた」。
鳥羽駅近くの赤福鳥羽支店のある通りを西へ。鳥羽の街中に鎮座する。
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祭神は五男三女神。すなわち
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)、
天之菩卑能命(あめのほひのみこと)、天津日子根命(あめのひこねのみこと)、
天津日子根命(あめのひこねのみこと)、熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)、
多紀理比売命(たぎりひめのみこと)、市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)、
多岐都比売命(たぎつひめのみこと)。
また倉稲魂命、建速須佐之男命、櫛稲田姫命、鵜茅葺不合命、
豊玉姫命、大山咋命、誉田別命、大山祇命、大己貴命など。
創建は724年(神亀元年)という(由緒板、地名大系などには記述なし)。
江戸時代には八王子社と称していた。
鳥羽城主九鬼氏は熊野の生まれであり、志摩において熊野信仰を広めたことから
志摩には八王子社が多い(日本の神々、白水社)。社務所。
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賀多神社能舞台と能面・能衣裳は三重県指定の文化財。
舞台は組立式で、春祭り以外は収納庫にて保管される。
舞台の組立、解体の技術が残っている点が貴重という(由緒板)。
能(神能楽)は1691年(元禄4年)に疫病が流行し、
その後1707年(宝永4年)から行われるようになった。

境内に豊栄稲荷神社があるが、明治期以前には他に多計宮があった。
多計宮は竹の宮ともかかれ、この地で祟りをおこした三河国赤羽村の
「竹」という子女の霊を鎮めたものである。
「竹」は鳥羽の浦野という男のもとに奉公に来ていたが、
浦野の妻は竹を妬んだ末に海底に沈めて殺害した。
その後竹は男の妻、またその次の妻を殺すなどの祟りを起こしたという。
多計宮は現在廃祀されている(日本の神々、白水社参考)。

例祭は4月13日。2012年10月21日参拝。専用駐車場なし。
鳥居前に少し駐車できるか。静かな良い神社でした。
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by sionozaki | 2012-10-28 19:01 | 三重県(172) | Comments(0)
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