武水別神社

長野県千曲市八幡町(旧更埴市八幡町)は武水別神社。
読みは「たけみずわけ」。
延喜式神名帳信濃国更級郡の武水別神社に比定される。
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通称八幡宮。
祭神は武水別神(たけみずわけのかみ)、
誉田別命、息長足比売命、比咩大神。
創建は第8代天皇孝元天皇の御代と見られる。
八幡宮と言うが、誉田別命の勧請は平安時代後期頃である。
この事については「石清水文書」や「吾妻鏡」などに
記述があるが、勧請理由は当地が石清水八幡宮の庄園であったことによる。
当社を延喜式の武水別神社であると断定することについて、
確証はないともいわれ、旧大岡村の樋知大神社が論社となっている。
1842年(天保13年)に多くの建造物が焼失しており、
現在の社殿は1850年(嘉永3年)に完成したものである。
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本殿は杮葺、桁行三間。
棟梁は立川流の立川和四郎富昌。
富昌は立川流の初代立川和四郎富棟の息子。
拝殿は1856年(安政3年)水内郡の峰村弥五郎の手によるもの。
境内に高良社と秋葉社があり、高良社本殿は県宝。
この本殿の建立は16世紀頃(室町後期頃)と見られるが、
一般的な流造に見られる廻縁や正面の階段が省略され、
独特の形式を持っているという。
室町期の鐘銘写から神宮寺の存在も窺われる。

近隣の笹焼神社、千曲市内の水上布奈良神社、
波閇科神社、佐良志奈神社などは見送り。
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by sionozaki | 2012-01-22 21:26 | 長野県(84) | Comments(0)
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