陽夫多神社

三重県伊賀市馬場(旧阿山郡阿山町馬場)は陽夫多神社。
読みは「やぶた」。
延喜式神名帳伊賀国阿拝郡の陽夫多神社に比定される。
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祭神は高松神(たかまつのかみ)、須佐之男命。
旧来は現在の鎮座地より東の藤山という地にあった。
白水社日本の神々に依れば、
須佐之男命が陽夫多神社の祭神であり、
高松神は高松宮の祭神であったと考えられるとしている。
高松宮は日本三代実録に進階の記述があるが、
陽夫多神社についてそういった記述は見られない。
歴史地名大系には高松宮は当社としているが、
白水社日本の神々を読む限りは違う様である。
高松神についてどういった神であるかは不詳であるが、
この地方の開拓の祖神を祀ったものと見られる。拝殿と社叢。
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当社近隣には古墳11基が存在している。
宮山頂上にある宮山一号墳(6世紀前半)は前方後円墳で、
この地域を支配し当社の創建に関わった
者を葬ったものと考えられるという。
また御旅所古墳(6世紀後半)は横穴石室を有し、
こちらも前方後円墳と見られる。
御旅所古墳からは鉄製懸仏2面が出土している。
神宮寺として吉蔵院がある。

例大日は8月1日。2011年12月20日参拝。駐車場あり。
阿拝郡の式内社は他に敢国神社、波多伎神社、
真木山神社、佐々神社などがある。

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by sionozaki | 2012-01-10 10:47 | 三重県(172) | Comments(0)
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