敢国神社

三重県伊賀市一之宮は敢国神社。読み「あえくに」。
延喜式神名帳伊賀国伊賀郡の敢国神社に比定される。
伊賀国一宮。

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祭神は大彦命。配祭神として少彦名命、金山比咩命。
参道沿いに市杵島姫命社、大石社、浅間社などの摂社・末社がある。
神位は日本記略に於いて従五位下から
従三位上に進階したことが記され、
三代実録、文徳実録においては「敢国津神」、
「敢国津大社神」と記されている。
延喜式神名帳においては、
伊賀国唯一の大一坐となっている。
元来はすぐ隣の山南宮山山域にあったとされ、
創建は658年と伝える。
この年大彦命、少彦名の二神を祭神として創建された。

室町時代に流布した吉田神道の神道学者吉田兼右は
1568年(永禄11年)に編纂した著書の中で、
中世に諏訪明神を勧請したことを示し、
勧請される以前は大石明神(大岩明神)が祭神であったとしている。
大石明神は現在摂社の一つで、巨岩を神としたもの。

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社殿が神体と思われる南宮山と向き合う形と
なっていることから
大石明神の地が当社の創始と関係があると指摘される。
祭神に関しても諸説あり、
江戸時代国学が発展していく中で
度会延経は祭神を安倍氏の祖 大彦名命とした。
これに基づいて明治7年大彦命を主祭神として、
配祀に金山比咩命と少彦名命とした。

また古来阿拝郡(阿閇郡とも)を支配していた敢氏の氏神
敢国津神を祀っていたという説もある。
阿拝・阿閇は「あべ」の語源であり、
阿部や安倍姓の祖神ともいわれている。

例祭日不明。2011年1月25日、7月11日参拝。駐車場あり。


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by sionozaki | 2011-01-28 22:36 | 三重県(172) | Comments(0)
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